Impeller for vortex flow blower and method of making said impeller
专利摘要:
公开号:WO1992007191A1 申请号:PCT/JP1991/001408 申请日:1991-10-16 公开日:1992-04-30 发明作者:Takashi Watanabe;Kanji Mizutani;Yuuichi Nakatsuhama;Yukio Makuta;Kazuo Yanagiya;Tomoya Tamura;Masayuki Fujio;Eiichi Ito;Hiromoto Ashihara;Yasushi Yoshioka;Masayuki Tsumiyama;Yoshiaki Noda 申请人:Hitachi, Ltd.; IPC主号:F04D29-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 渦流プロヮの羽根車及びその製造方法 [0003] 技術分野 [0004] 本発明は、 渦流ブロワの羽根車及びその製造方法に係り、 特に 3次元形状のブレードを備えた渦流ブロワに好適な羽根車及びそ の製造方法に関する。 [0005] 背景技術 [0006] 近年、 渦流ブロワに対する小型軽量化、 髙吐出圧力化、 それに 低騷音化などに対する要求の高ま りに応じて、 その羽根車の形状 や構造についての提案として、 羽根車ブレードの 3次元形状化が ある。 [0007] そして、 このような 3次元形状化のブレードを備えた渦流プロ ヮの実用化に伴って、 その製造方法が大きな課題となってきてい る。 つま り、 従来の 2次元形状化のブレードを有する渦流ブロワ の羽根車は比較的簡単な形状なため主と してダイキャストなどの 铸造によ リ製造されていたが、 3次元形状のブレードを有する羽 根車は、 铸型の抜き方向を遮る形状であるため従来技術のように 铸造によっていたのでは製造が困難になるためである。 [0008] そこで、 このような課題の解決策として、 例えば特開昭 5 1— 5 7 0 1 1号公報では、 このような羽根車を铸造で製造する際、 羽根車を回転軸方向に 2分割構成と し、 铸造後、 結合して羽根車 を完成させることにより、 铸造の中子が不要に出来るようにした 方法について提案している。 上記従来技術は、 羽根車ブレードの高度な 3次元形状化につい ての充分な配慮がされておらず、 よリー層複雑な形状になってゆ く羽根車については、 対応が困難であるという問題があった。 つ まり、 このような複雑な形状を有する羽根車の製造には、 一般に ダイカス卜や金型铸造が用いられるが、 このとき、 ブレードが 3 次元形状化を呈していると、 铸造型から製品が外れなくなつてし まうので、 対応出来なくなってしまうのである。 [0009] また、 ダイカストや低庄铸造等の従来技術では、 湯回りなどの 問題が有るため、 その肉厚寸法の低滅が困難であり、 結果と して 羽根車の慣性 2次モーメン ト (G D 2 ) の低滅も困難であり、 踩 動用電動機を小型化出来ない。 [0010] 発明の開示 [0011] 本発明の目的は、 かなリ複雑な形状の渦流ブロワの羽根車にも 容易に対応出来、 羽根車ブレードの一層の 3次元形状化が可能で、 渦流プロヮの髙性能化が充分に得られるようにした、 渦流ブロワ の羽根車及びその製造方法を提供することにある。 [0012] 上記目的を達成するため、 本発明は、 ブレードケーシングと複 数のブレードとを有する渦流プロヮの羽根車において、 そのブレー ドケーシングとブレードとを刖部材と し、 ブレードケーシングに ブレードを組付けた羽根車を使用するようにしたものであり、 さ らに他の本発明は、 ブレードケーシングだけを独立に形成するェ 程と、 ブレードだけを独立に形成する工程と、 ブレードをブレー ドケ一シングに取付ける工程とによリ羽根車を製造するようにし たものである。 [0013] ブレードケーシングとブレードとが別々に製造できるため、 羽 根車全体として見た場合には 3次元形状を呈するものでも、 ブレー ドケーシング、 及びブレードをそれぞれの部材とした場合には、 铸造型としては 2次元的な開閉のものでよく、 ダイカストや金型 铸造によリ容易に製造可能になる。 [0014] 特に、 ブレードについては、 かなり複雑な形状のものになって いても、 そのまま対応可能で、 ダイカストや金型铸造のほか、 プ レス成型による対応も可能になり、 高度な 3次元形状化の羽根車 でも容易に量産可能になる。 [0015] 図面の簡単な説明 [0016] 第 1図は本発明による羽根車を備えた禍流ブロワの一実施例を 示す一部断面図、 第 2図、 第 3図、 それに第 4図はそれぞれ本発 明による羽根車の実施例を示す正面図、 第 5図及び第 6図はそれ ぞれ本発明の実施例を示す断面図、 第 7図は本発明の一実施例に おけるブレードケーシングとブレードの説明図、 第 8図は本発明 の一実施例におけるかしめ工法の説明図、 第 9図は本発明の一実 施例における挿入溝の説明図、 第 1 0図は本発明の一実施例にお ける曲げ工法の説明図、 第 1 1図は本発明の一実施例において使 用される曲げ加工装置の説明図、 第 1 2図は貫通孔の実施例を示 す説明図、 第 1 3図は莨通孔の形状による曲げ加工の違いを表わ す説明國、 第 1 4回は貫通孔の形状による曲げ加工後の取付応力 の発生を示す説明図、 第 1 5図は本発明の一実施例における通電 加熱によるかしめ工法の説明図、 第 1 6図は形状を異にした切欠 部の説明図、 第 1 7図は本発明における曲げ加工の他の一実施例 を示す説明図、 第 1 8図は本発明による充剤材を使用した一実施 例の説明図、 第 1 9図は本発明において使用される超音波はんだ 装置の説明図、 第 2 0図は本発明において使用されるブレードの 形状説明図である。 [0017] 本発明を実施するための最良の形態 [0018] 以下、 本発明による渦流プロヮの羽根車及びその製造方法につ いて、 図示の実施例にょリ詳細に説明する。 [0019] 第 1図は本発明による渦流ブロワの一実施例で、 1は羽根車、 2は昇圧路 3を形成するケーシング、 4は羽根車 1を雜動する電 動機でめる。 [0020] 昇圧路 3は羽根車 1の回転中心、 つまり電動機 4の回転軸中心 線 5を中心とする円弧状に形成されており、 回耘軸中心線 5と平 行に開口し、 且つ、 図示のように半円弧状の溝として形成されて いる。 [0021] 6はブレードケーシング、 7は環状溝、 8はブレードで、 ブレー ドケーシング 6とブレード 8とは刖部材として製作されたのち、 組み合わされて羽根車 1 となる。 [0022] ブレードケ一シング 6に形成されている環状溝 7は、 回転軸中 心線 5を中心とする同心円からなる環状溝として形成されており、 その中に、 それを横切る方向に複数のブレード 8が取付けられて いる。 このとき、 これらのブレード 8は、 第 2図に示すように、 回転 軸中心線 5から放射方向に向かうようにして取付ける場合と、 第 3回に示すように、 放射方向から所定の角度傾けて取付ける場合 と、 それに第 4図に示すように、 ブレード自体が曲線をなすよう に取付ける場合とがある。 [0023] また、 このときの回転軸中心線 5 を中心とする円周に沿って切 断した断面形状も、 第 5図に示すように、 各ブレードとも回転軸 中心線 5 と平行になっている場合と、 第 6図に示すように、 ブレー ドが湾曲している場合とがある。 [0024] 次に、 ブレードケ一シング 6に対するブレード 8の取付につい て説明する。 [0025] まず、 第 1図の実施例は、 ブレード 8に形成してある突起部 9 を用いたかしめ (加締) 工法によるもので、 第 7図 ( a ) に示す ように、 突起部 9 a 、 9 b を有するブレード 8 を用意し、 これに 応じて同図 ( b ) に示すように、 ブレードケーシング 6にも莨通 孔 1 0 a と切夂部 1 0 b を設けておく。 そして、 ブレード 8の突 起部 9 aは貫通孔 1 0 a に、 また突起部 9 bは切欠部 1 0 bに挿 入した後、 突起部 9 aの先端部に、 塑性変形加工の一種であるか しめ加工を施すことにより締め付け、 ブレード 8 をブレードケ一 シング 6に取付けるのである。 [0026] このときのかしめ加工の方法と しては、 冷間加工、 熱間加工の 何れでも良いが、 加工部の外観は熱間加工によるほうが良好であ る。 そこで、 熱間加工による場合の実施例について説明すると、 第 8図 ( a ) に示すように、 耐熱銪ゃステンレス銷などの所定の導 電特性と髙温強度特性とを有する材料から作られた上部電極 1 1 と、 銪などの導電材料から作られた下部電極 1 2を用意し、 下部 電極 1 2の上にブレードケーシング 6 を位置決めしてから、 上部 電極 1 1 により突起部 9 a を加圧し、 これらの電極 1 1、 1 2間 を通電することによ リ、 この突起部 9 a を加熱しながら加圧によ るかしめ加工するものである。 なお、 これらの電極 1 1、 1 2 と しては、 銅などの導電材料を用いても加工可能であるが、 このと きでも、 入力エネルギーを減少させるためには、 突起部 9 a側の 電極 1 1の材料としては、 やはリ耐熱銪ゃステンレス銪などが望 ましい。 [0027] このとき、 第 8図 ( b ) に示すように、 環状溝 7の形状に合わ せてブレード 8 をプレス加工し、 これによリ緣部 8 a を形成して おく ようにすれば、 かしめ加工時でのブレード 8の安定性が増し、 且つ、 さらに良好な気密性を与えることが出来る。 [0028] 次に、 第 9図は、 本発明の他の一実施例で、 羽根車 1の回転軸 中心線 5を中心とする円周に沿って切断した断面形状で示してあ リ、 まず、 第 9図 ( a ) の実施例では、 ブレードケーシング 6の 環状溝 7の内周に, ブレード 8の厚みよ リも若干幅の狭い揷入溝 1 3 を形成し、 この揷入溝 1 3内にブレード 8を圧入することに より、 ブレードケ一シング 6へブレード 8 を取付けるようにした もので、 この実施例によれば、 ブレードケ一シング 6 とブレード ( '- ) [0029] 8間での気密性が更に良好になリ、 吐出圧の向上に有効である。 また、 第 9図 ( b ) の実施例は、 さ らにブレード 8にかしめ用 の突起部 9 を設け、 第 9図 ( a ) の実施例にかしめ工法を併用し たもので、 さ らに儘れた強度を得ることが出来る。 [0030] 第 1 0図は更に本発明の一実施例で、 ブレードケーシング 6に 設けてある貫通孔 1 0 a に、 ブレード 8の突起部 9 a を挿入し、 この突起部 9 aのブレードケ一シング 6の外側に突き出た部分 9 a ' を、 ,ブレード押え 1 4でブレード 8 を押えながら、 矢印口の 方向に強制的に回転させられているロール 1 5を矢印ィの方向に 移動させて曲げ加工するのである。 なお、 この曲げ加工が塑性変 形加工の一種であることは言うまでもない。 [0031] ところで、 この第 1 0図の実施例では、 ブレードケーシング 6 を固定した状態で、 ロール 1 5 を矢印ィの方向に動かし、 矢印口 で示すように回転させながら曲げ加工する場合のものであるが、 反対に、 ロール 1 5は回耘だけさせて移動は止め、 固定した状態 でブレードケーシング 6 を矢印ィとは反対の方向に動かして曲げ 加工しても良い。 なお、 この実施例では、 ロール 1 5 を矢印口の 方向、 つま り、 このロール 1 5による曲げ加工に際して、 部分 9 a ' を引き込む方向に、 強制的に回転させており、 この結果、 曲 げ加工によるかしめ状態が充分強固に得られることになる。 しか して、 このロール 1 5の回転をフリーにし、 曲げ加工時には、 矢 印口とは反対の方向に自由回転するようにしてもよいことは言う までもない。 第 1 0図の実施例における加工方法を更に具体的に示したのが 第 1 1図で、 同図 ( a ) は上面図、 ( b ) は側断面図で、 ロール 1 5は回転円板 1 5 a に敢付けてあり、 従って、 この回転円板 1 5 a とブレード押え 1 4間に加圧した状態で、 この回転円板 1 5 a を矢印ハの方向に回動させてやることによ り、 ブレードケ一シ ング 6の外側に突き出た部分 9 a ' を曲げ加工することができる。 なお、 この時、 ロール 1 5の個数と しては、 最小限 1傭あればよ い答であるが、 図示のように、 少なく とも 3個設けるのが、 安定 した加工を得るための条件となることは言うまでもない。 [0032] 次に、 上記実施例におけるブレードケーシング 6に設けてある 莨通孔 1 0 aの形状について、 第 1 2図によ り説明する。 [0033] まず、 第 1 2図 ( a ) は、 貫通孔 1 0 aの横断面形状を直線状 にしたものであるが、 同図 ( b ) はブレードケーシング 6の内側 にテーパー部 1 6 を設けたもの、 更に同図 ( c ) はテーパー部 1 6に加えてブレードケーシング 6の外側に切欠部 1 7を設けたも のであり、 更には、 これらの組合せよる実施例も考えられる。 [0034] 次に、 これらの実施例の優劣についてみると、 まず、 貫通孔 1 0 a にブレード 8の突起部 9 a を挿入するときの作業性では、 テー パー部 1 6 を有する第 1 2図 ( b ) 、 ( c ) の実施例が同図 ( a ) の実施例よ リも俵る。 [0035] そこで、 これら第 1 2図 ( b ) 、 ( c ) の実施例の間で見てみ ると、 まず、 第 1 2図 ( b ) の実施例では、 第 1 3図 ( a ) に示 すように、 ロール 1 5による折リ曲げ加工時に、 突起部 9 aの最 小曲率半径 = 0に り、 この結果、 げ外周部 1 8での最大 伸び率- 1 0 0 %近く になって、 ブレード 8の材質によっては曲 げ割れ発生の虡れを生じる。 [0036] 一方、 第 1 2図 ( C ) の実施例では, 第 1 3図 ( b ) に示すよ うに、 切欠部 1 7による逃げによ り、 突起部 9 aの最小曲率半径 Rl> 0が与えられることになリ、 曲げ割れ発生を充分に回避し、 良好な加工を容易に得ることができる。 [0037] しかし 、 ブレード 8に曲げ割れ発生の虞れの無い、 或いは、 その虞れの少ない材料を用い、 これに第 1 2図 ( b ) の実施例を 適用し、 第 1 4図 ( a ) 、 ( b ) 、 ( c ) に示すように、 ロール 1 5による折り曲げ加工を施した際には、 まず同図 ( b ) に示す ように、 折り曲げ加工中、 ブレードケ一シング 6の貫通孔 1 0 a の折り曲げ部近傍に弹性変形限度内での変形 At を生じ、 この後、 同図 ( c ) に示すように、 加工終了後にも、 この変形 A によつ て弾性変形 A2 を生じる。 この結果、 以後、 ブレード 8には、 こ の残留した弾性変形 A2 による応力が与えられた状態のままにな るため、 結局、 この実施例によれば、 曲げ加工部でのゆるみ止め 防止機能を充分に与えることができる。 [0038] 次に、 第 1 5図は、 本発明の更に別の一実施例で、 この実施例 は、 ブレードケーシング 6の切欠部 1 O b にブレード 8の突起部 9 b を挿入した後、 通電加熱による熱間かしめ加工し、 締結する ようにしたもので、 このため、 まず、 同図 ( a ) の実施例では、 図示のように、 耐熱銷ゃステンレス銪など所定の導電特性と髙温 強度特性を有する材料からなる上部電極 1 1 と下部電極 1 2の間 にブレードケーシング 6 を所定の状態で位置決めし、 上部電極 1 1 によ り突起部 9 b を加圧し、 これら上部電極 1 1 と下部電極 1 2の間に直接通電することによ リ、 突起部 9 b を通電加熱し、 熱 間かしめ加工するようにしたものである。 [0039] ところで、 この第 1 5図 ( a ) の実施例は、 ブレードケーシン グ 6もブレード 8も共に導電性材料である必要が有り、 且つ、 こ のとき、 ブレードケ一シング 6が加熱による影響を受けるのを避 けたい材料の場合には不向きである。 [0040] そこで、 このような制約を受けたくない場合に適した実施例と して、 第 1 5図 ( b ) の実施例がある。 すなわち、 この第 1 5図 ( b ) の実施例は、 ワーク受け 1 9 を用い、 これによ りブレード ケーシング 6 を位置決めし、 耐熱錁やステンレス銪など所定の導 電特性と高温強度特性を有する材料からなる電極 1 1 により、 ブ レード 8の雨側にある突起部 9 b を加圧し、 これら 2儸の突起部 9 b間に直列に通電して加熱し、 熱間かしめ加工するのである。 従って、 この第 1 5図 ( b ) の実施例によれば、 ブレード 8が 導電性を備えていればよく、 ブレードケーシング 6の導電性は問 題にならないから、 ブレードケーシング 6が非導電性の材料で作 られていても良く、 また、 ブレードケーシング 6が直接加熱され ることもないから、 加熱による影響を避けたい材料の場合でも容 易に熱間かしめ加工によ り製造が可能である。 [0041] 次に、 ブレードケーシング 6に形成してある切欠部 1 0 bの形 状について説明する。 [0042] まず、 第 1 6図 ( a ) は平面状の壁面 1 0 c をもった、 単純な 形状を有する切欠部 1 0 a を示したもので、 この実施例によって も充分に本発明の効果を得ることができるが、 更に第 1 6図 ( b ) に示すように、 壁面 1 0 cの一部にくぼみ部 1 0 d をもうけ、 こ れに対応してブレード 8の突起部 9 b にも第 2の突起部 9 c を形 成してやれば、 上記したかしめ加工に際して、 突起部 9 c が塑性 変形した部分がくぼみ部 1 0 d内に流動し充填されるので、 更に 強固な締結が得られ、 高い強度の羽根車を容易に作成することが できる。 [0043] 次に、 更に別の本発明の一実施例を第 1 7図に示す。 [0044] この第 1 7国の実施例は、 ブレード 8の突起部 9 a、 9 bの双 方のブレードケ一シング 6に対する取付加工に、 折リ曲げ加工を 適用した場合のもので、 同図 ( a ) の平面図と、 その A— A断面 図である同國 ( b ) 、 それに B— B断面図である同図 ( c ) から 明らかなように、 ブレード 8の突起部 9 aのみならず、 突起部 9 b に対しても、 上記したように、 ロール 1 5による折り曲げ加工 を施したものである。 [0045] 第 1 8図 ( a ) は更に本発明の他の一実施例で、 ブレードケー シング 6の琮状溝 7の内面とブレード 8との接合部分に現われる 隅角部に充填材 2 0 を設けたものである。 [0046] この充填材 2 0は上記した空密性の向上に役立つだけではなく、 隅角部の形状を曲面化して空気の流れをスムーズにする働きをす るので、 渦流ブロワの特性改善に極めて有効である。 [0047] 第 1 8図 ( b ) は充填材 2 0 を設けるための一実施例で、 ブレー ド 8の材料と して、 本体材 8 a の両面に、 この本体材 8 aよ りも 融点の低い金属材料からなる被覆材 8 b を有するものを用い、 ブ レ一ドケ一シング 6に組付けたあと、 加熱雰囲気中で被覆材 8 b を溶融させ、 第 1 8図 ( a ) に示すように、 充填材 2 0 を形成さ せるのである。 つまり、 被覆材 8 bの加熱溶融によ り液状化した 被覆材 8 bは隅角部に集まるから、 そこで冷却してやれば所定の 形状に固ま り、 充填材 2 0が形成されるのである。 [0048] ところで、 このような被覆材の溶融による充填材の形成処理は、 いわゆる口一付け処理となるので、 所定のフラックスの塗布を必 要とし、 且つ、 その結果、 フラックスの除去も必要になる。 [0049] そこで、 このようなフラックスの使用に伴う問題点のない、 本 発明の一実施例について、 第 1 9図によ り説明する。 [0050] この第 1 9図の実施例は、 超音波噴流式はんだ付け法によるも ので、 図において、 2 1は噴流式はんだ槽、 2 2は超音波発振子、 2 3は溶融状態にあるはんだで、 超音波発振子 2 2を動作させる と溶融はんだ 2 3が上方に噴流状態となって現われるようになつ ている。 [0051] そこで、 ブレードケ一シング 6にブレード 8が突起部のかしめ や、 挿入溝への圧入などの工法によリ取付けられている羽根車 1 を、 図示のように位置決めし、 矢印二のように回転させてやれば、 溶融はんだがブレードケーシング 6の環状溝内に噴射され、 はん だによ り、 第 ' 8図 ( a ) に示すように、 充填材 2 0が形成され、 かつ、 ブレードケ一シング 6に対するブレード 8の取付の強化も 得られることになる。 [0052] この実施例によれば、 超音波のエロージョ ン作用によ り、 はん だ付け面の酸化膜が被壊されるので、 フラックスの塗布は不要で、 空密性と空力特性の極めて良好な羽根車を効率的に、 且つ、 容易 に得ることが出来る。 [0053] ところで、 第 9図の実施例の場合、 ブレードケーシング 6の揷 入溝 1 3にブレード 8 を揷入する前、 この挿入溝 1 3の中に適当 な接着剤を塗布しておく ようにしても良い。 [0054] こうすることによ り、 ブレード 8 を揷入溝 1 3に圧入したとき、 この接着剤の一部が隅角部にはみ出し、 ここで、 あたかも充填材 2 0を設けたように固化するので、 その後、 特にこの充填剤をも うけるための作業工程を行なう こと無く、 容易に充填剤 2 0 を設 けること 出来、 従って、 これも本発明の実施例という ことがで さる。 [0055] 上記したように、 本発明によれば、 かなリ複雑な 3次元形状の ブレードを有する羽根車でも、 容易に製造出来るので、 ここで本 発明によ り使用される 3次元形状のブレードについて、 第 2 0図 によ リ説明する。 [0056] まず、 第 2 0図 ( a ) は断面形状が円弧状をしたブレードの例、 同図 ( b ) は、 同じく中央で折れ曲がった形状をしたブレードの 例、 同図 ( c ) は S字断面形状のブレードの例である。 本発明によれば、 これら第 2 0図 ( a ) 〜 ( c ) に示すような、 複雑な 3次元形状のブレードが任意に採用できるから、 論理上、 経験上から導きだせる、 どのような形状の羽根車でも自由に取リ 入れることが出来、 渦流プロヮの髙性能化を充分に追及すること. ができる。 [0057] ところで、 以上のように、 本発明によれば、 渦流ブロワの羽根 車を構成するブレードケーシングとブレードとが夫々別の部材で 構成されているから、 その製造方法も、 まず、 ブレードケ一シン グ自体を作成する工程と、 ブレードを作成する工程と、 そのあと、 これらの部材を組付けて羽根車を完成させる工程とに分けること ができる。 [0058] 産業上の利用可能性 [0059] 本発明によれば、 ブレードケーシングと複数のブレードとを有 する渦流プロヮの羽根車において、 ブレードケーシングとブレー ドとを別部材とし、 ブレードケーシングにブレードを組付けて羽 根車としているので、 以下に説明するような僅れた効果を容易に 得ることができる。 [0060] ( 1 ) ブレードケーシングとブレードとを別部材と して作成で きるので湯回リなどを考慮することなく、 必要な肉厚の低減が可 能で、 駆動に必要な電動機を充分に小型化することが出来る。 [0061] ( 2 ) かなり複雑な形状の'、 渦流ブロワの羽根車であっても、 そ れら単体としては比較的単純な形状のブレードケーシングとブレー ドとに分けて作成できるので、 ダイカストゃ铸造に使用する金型 が口一コス卜にでき、 生産数量が少ない場合でも容易に対応でき る。 [0062] ( 3 ) ブレードケ一シングとブレードとに分けて作成できるので、 これらの組合せによ リ、 さ らに異なった特性の羽根車を得るこ と が出来、 ローコストで多品種のブロワに容易に対応できる。 [0063] ( 4 ) 铸型に中子を用いなくても、 例えば 3次元形状など、 極め て複雑な形状の羽根車にも容易に対応でき、 高性能の淌流ブロワ をローコストで確実に得ることが出来る。
权利要求:
Claims請求の範囲 1 . 回転軸を中心と した環状の溝を有するブレードケーシングと、 このブレードケ一シングの上記環状の溝内に、 この環状の溝を横 切って円周方向に区画する複数のブレードを備えた渦流ブロワの 羽根車において、 上記ブレードケ一シングと、 上記ブレードとが 別体に形成され、 複数のブレードをブレードケーシングの上記環 状の溝内に組付けることによ リ構成されていることを特徴とする 渦流プロヮの羽根車。 2 . 上記ブレードケ一シングが上記環状の溝内にブレード挿入溝 を有し、 このブレード揷入溝の上記ブレードの周辺部が嵌入され ていることを特徴とする特許請求の範囲第 1項記載の渦流プロヮ の羽根車。 3 . 上記ブレードケーシングが上記環状の溝内に貫通孔を、 そし て上記ブレードがその周辺部に突起部をそれぞれ有し、 上記ブレー ドケ一シングに対する上記ブレードの組付けが、 上記貫通孔に上 記突起部を揷入後、 該突起部に与えられる塑性変形工法によリ行 われていることを特徴とする特許請求の範囲第 1項記載の渦流ブ 口ヮの羽根車。 4 . 上記貫通孔に上記突起部を揷入後、 該突起部に与えられる上 記塑性変形工法がかしめ工法であることを特徴とする特許請求の 範囲第 1項記載の渦流ブ.ロワの羽根車。 5 . 上記貫通孔に上記突起部を揷入後、 該突起部に与えられる上 記塑性変形工法が曲げ工法であることを特徴とする特許請求の範 囲第 3項記載の渦流ブロワの羽根車。 6 . 回転軸を中心と した環状の溝を有するブレードケーシングと、 このブレードケ一シングの上記環状の溝内に、 この環状の溝を横 切って円周方向に区画する複数のブレードを備えた渦流ブロワの 羽根車の製造方法において、 上記ブレードケーシングだけを独立 に形成する工程と、 上記ブレードだけを独立に形成する工程と、 複数のブレードをブレードケ一シングの上記溝内に取付ける工程 とで構成されていることを特徴とする渦流プロヮの羽根車の製造 方法。
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引用文献:
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